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特定有害物質は10種類

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分析の重要性

ROHS指令が改定され、これまで特定されていた有害物質6種類に加えて、フタル酸エステル類の4種類が追加されて10種類となりました。フタル酸エステルはこれまで有害物質とは考えられておらず、家電製品に使われている電気コードの樹脂を柔らかくするのに有用だと大量に使われていました。従来からROHS指令で特定されていた鉛や水銀などは使用している場所がわかりやすく、国内の部材メーカーまたは製造現場で使っているので、特定物質を使っているかどうかが調べやすいものです。しかし、電気コードは海外生産品が多く、輸入業者や商社など多くの業者が間に挟まっているため、製造現場までなかなかたどりつくことができず、結果的に製品メーカーがROHS分析をしなくてはならなくなります。フタル酸エステルの含有量を調べる分析は、蛍光X線を使った簡易分析ではできないため、特別な分析器を使っての分析になるので、ROHS分析にはコストがかかってしまいます。電気コードなどを全数分析して、フタル酸エステルの使用量を調べるのは現実的ではないので、スクリーニングといってサンプルを少数確保してそれを粉砕して分析することになります。部材メーカーではROHS分析の重要性を認識していないことも多く、適当な値を回答してくることもあるので、結果に不安があるようであれば、自社でROHS分析を依頼するようにしてください。分析結果が問題なければ、次の分析は仕様が変わった時に行うようにして、徐々に部材メーカーにもROHS分析の重要性を周知するようにしていってください。

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